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ふるさと納税サイトのおすすめ12選比較!本当にお得なサイトの選び方や注意点

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ふるさと納税とは応援したい自治体に寄付ができる制度で、寄付を行うと返礼品を受け取れます。

税金の控除も受けられるため人気を集めていますが、ふるさと納税サイトは数が多く、どこを利用するべきか分からない人も多いです。

本記事では、お得なふるさと納税サイトを選びたい人に向けて、以下の項目を紹介。

  • おすすめのふるさと納税サイトをどこがお得なのか比較
  • ふるさと納税サイトをタイプ別に厳選して紹介
  • ふるさと納税をする前に知っておきたいこと
  • ふるさと納税サイトの選び方

多くのふるさと納税サイトの中から、お得さや利用しやすさを元におすすめの12サイトを厳選して比較しました。

見分けがつきにくいふるさと納税サイトの特徴や違いも、分かりやすく解説します。

単純に還元率で選ぶのではなく、自分にとって便利でお得なふるさと納税サイトを選びましょう。

本サイトが独自に選んだおすすめのふるさと納税サイトは、以下の通りです。

  • ふるなび
  • さとふる
  • マイナビふるさと納税
  • ふるさとチョイス
  • 楽天ふるさと納税
  • ヤフーふるさと納税
  • au PAYふるさと納税
  • JALふるさと納税
  • ANAのふるさと納税
  • JRE MALLふるさと納税
  • ふるぽ
  • ポケマル
目次
  1. ふるさと納税サイトのおすすめ12選の比較一覧
    1. 各ふるさと納税サイトのメリット・デメリット比較
  2. ここを選べば間違いなし!ふるさと納税専門おすすめサイト4選
    1. ふるなびはキャンペーンの数が多く還元を受けやすい
    2. さとふるはアプリ限定の高還元キャンペーンがある
    3. マイナビふるさと納税はAmazonギフトカードで最大20%還元が受けられる
    4. ふるさとチョイスは多数の決済サービスに対応している
  3. ポイント還元率の高さと使いやすさで選ぶならECサイトのふるさと納税
    1. 楽天ふるさと納税は買い回りやセールイベントで最大31%ポイント還元
    2. ヤフーふるさと納税は日曜日や5の付く日にPayPayポイント還元率アップ
    3. au PAYふるさと納税は初めての利用で最大10%還元率をプラス
  4. 交通系ポイントがお得に貯まるふるさと納税サイトおすすめ3選
    1. JALふるさと納税はJALカードで寄付するとマイルが最大5倍
    2. ANAのふるさと納税はANAカードなしでも100円寄付で1マイル貯まる
    3. JRE MALLふるさと納税はSuicaチャージもできるJRE POINTが最大3.5%
  5. 目的の返礼品がすぐに見つかる!ジャンル特化のおすすめふるさと納税サイト
    1. ふるぽはJTB運営だから旅行のパッケージプランが豊富
    2. ポケマルふるさと納税は生産者が分かる新鮮な農産物や海産物が揃う
  6. ふるさと納税の特徴と利用時の注意点
    1. ふるさと納税は自治体に寄付した分だけ納税額を少なくできる制度
    2. 寄付のお礼に自治体から返礼品をもらえるのがふるさと納税の大きなメリット
    3. 確定申告不要のワンストップ特例制度はオンラインで簡単に手続きができる
    4. 寄付総額を把握しないと上限を超えて損する可能性がある
    5. 総額を計算するときは1月1日から12月31日までに寄付した金額を合計する
  7. ふるさと納税サイトを上手に利用できる5つの選び方
    1. 返礼品の口コミやレビューを参考にできるサイトなら失敗を防ぎやすい
    2. 自分にとってよく使うポイントが付与されるサイトを選ぶ
    3. どのような返礼品が欲しいのか決めてからサイトを選ぶのがおすすめ
    4. 寄付したいタイミングでお得なキャンペーンを実施している
    5. 決済方法が複数あるとキャンペーンに合わせてお得な買い方ができる

ふるさと納税サイトのおすすめ12選の比較一覧

お得さや使いやすさを軸に比較した結果、ふるさと納税サイトのおすすめ12選は以下の通りです。

ふるさと納税サイト 還元率 掲載自治体数 ポイントの種類
または交換先
ふるなび キャンペーン時のみ最大30% 約1,200 Amazonギフトカード
楽天ポイント
dポイント
PayPayポイント
さとふる 1%~14%キャンペーン時最大14% 約1,300 Amazonギフトカード
PayPayポイント
マイナビふるさと納税 キャンペーン時最大20% 約270 Amazonギフトカード
ふるさとチョイス 約1,790 Amazonギフトカード
PayPayポイント
dポイント
Pontaポイント
nanacoポイント
WAONポイント
楽天Edy
楽天ポイント
クオカードPay
ANAマイル
楽天ふるさと納税 1%~31% 約1,650 楽天ポイント
ヤフーふるさと納税 1%~16% 1,700以上 PayPayポイント
au PAYふるさと納税 1%~23% 1,600以上 Pontaポイント
JALふるさと納税 1%~2.5% 約450 JALマイル
ANAのふるさと納税 1%~1.5% 約780 ANAマイル
JRE MALLふるさと納税 1%~3.5% 約500 JREポイント
(Suicaにチャージ可)
ふるぽ なし 750以上
ポケマル なし 約40

ふるさと納税サイトでは、サイト独自のポイントプログラムや関連サービスのポイントが付与されるサービスを実施しています。

ポイント還元率の高いサイトを利用すれば、寄付額に対してより多くのポイントを受けられてお得。

寄付額が1万円とすれば、ポイント還元率によるポイント付与数の違いは以下の通りです。

ポイント還元率 30% 20% 1%
受け取れるポイント数 3,000ポイント 2,000ポイント 1ポイント

ポイント還元率最大30%のふるなびでふるさと納税をすると、最大3,000ポイント獲得できますが、ポイント付与率が最小の1%のときは1ポイントしか獲得できません。

ポイント還元率に注目して選ぶと、より多くのポイントを獲得できます。

お得さを重視するなら還元率だけでなく、自分がよく使うポイントや交換先が網羅されているかも重要です。

掲載自治体数の多いふるさと納税サイトなら、掲載される返礼品の数も増え、お得で魅力的な返礼品を見つけるチャンスが増えます。

ポイントに注目するか、掲載されている自治体数が多いサイトを利用するか、希望を元に自分に合うふるさと納税サイトを選んでください。

各ふるさと納税サイトのメリット・デメリット比較

気になるふるさと納税サイトが複数見つかったら、それぞれのメリット・デメリットも比較しましょう。

ポイントの貯まり方やお得に利用できる人の条件は、サイトごとに大きく異なります。

サイト別のメリットとデメリットは、以下の通りです。

ふるさと納税サイト メリット デメリット
ふるなび レビューを書くほどポイントが貯まる キャンペーンの高還元適用条件が厳しめ
さとふる 還元率アップ条件が簡単で狙いやすい ポイント交換先が少ない
マイナビふるさと納税 複雑なポイント制度がなくAmazonギフトカードで直接還元 掲載自治体数が約270と少なめ
ふるさとチョイス 掲載自治体数が1,700以上あり返礼品の数が多い キャンペーンが少なくポイント還元を受けにくい
楽天ふるさと納税 定期開催のイベントで高還元が狙いやすい 楽天経済圏にいない人は還元率が上がりにくい
ヤフーふるさと納税 3つのふるさと納税サイトが参加していて返礼品数が多い ポイント付与上限が低いイベントに注意が必要
au PAYふるさと納税 Pontaポイントを最大1.5倍に増量させてふるさと納税の支払いができる auPAYカード+auスマートパスプレミアム会員になっていないとメリットが少ない
JALふるさと納税 JALマイルが効率よく貯められる 掲載自治体数や返礼品数は少なめ
ANAのふるさと納税 ANAマイルが効率よく貯められる 口コミ数が少なく返礼品選びの参考にしにくい
JRE MALLふるさと納税 ビューカードとSuicaの利用者には便利でお得 ビューカードがないとメリットは少ない
ふるぽ JTBのプランを利用して750以上の旅行先から選べる サイト内で手続きが完結せず、決済用にふるさとチョイスの会員登録も必要
ポケマル 生産者が顔と名前を出しておすすめする自慢の農産物・海産物が選べる サイト独自のポイント還元はない

高還元率を期待できるふるなびは、キャンペーンの高還元適用条件が厳しめで達成できない可能性も。

マイナビふるさと納税は比較的高還元率を達成しやすい反面、掲載自治体数が約270と少なめです。

掲載自治体数が1,700以上あり返礼品の数が多いふるさとチョイスは、ポイント還元率が低くなりがち。

ポイント還元率を重視する人はポイント還元率の高いサイト、本当に欲しい返礼品を選びたい人は掲載自治体数を元に、利用するサイトを選びましょう。

ここを選べば間違いなし!ふるさと納税専門おすすめサイト4選

どのふるさと納税サイトを選ぶべきか分からない人は、サービスやキャンペーンが充実しているふるさと納税専門サイトを選びましょう。

  • ふるなび
  • さとふる
  • マイナビふるさと納税
  • ふるさとチョイス

ふるさと納税専門のサイトなら取り扱う自治体数が多く、本当に必要な返礼品や食べたい食品を選べます。

決済方法やポイントの交換先も複数用意されていて、誰にでも使いやすいです。

キャンペーン開催時のみポイント付与されるサイトが多い点は、気になるポイント。

しかし、キャンペーンの還元率は最大30.0%で、寄付のタイミングが気にならない人はタイミングを狙って申し込めばお得です。

いつキャンペーンが実施されるか分からないので、こまめにサイトをチェックすると実施時期が確認できます。

自分の希望するタイミングで寄付したい人は、申し込みのタイミングでお得なキャンペーンを開催していたら、積極的に利用しましょう。

ふるなびはキャンペーンの数が多く還元を受けやすい

項目 詳細
公式サイト https://furunavi.jp/
還元率 最大30%
※キャンペーン時のみ
掲載自治体数 約1,200
ポイントの種類 ふるなびコイン
交換先
Amazonギフトカード
楽天ポイント
dポイント
PayPayポイント
※交換率1倍(PayPayのみ0.98倍)
決済方法 クレジットカード
Amazon Pay
PayPay
楽天Pay
d払い
銀行振込
郵便振替
現金書留
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 返礼品のレビューを書くと1件につき最大200ふるなびコインを付与
  • カテゴリー別人気ランキングがあるから返礼品を選びやすい

ふるなびでは常時様々なキャンペーンを実施していて、最大30%の高還元率も可能です。

実施されるキャンペーンの例は、以下の通り。

  • クレジットカード払いで特定の返礼品を選ぶと最大11.0%還元
  • 事前エントリーしてふるなびで初めて寄附すると最大9.0%還元
  • 5人に1人の割合で10.0%分のふるなびコインが当たるキャンペーン

指定された支払方法での決済や事前エントリーなどの条件を満たすと、ポイント還元の対象に。

還元でゲットできるふるなびコインは、1コイン=1円(PayPayのみ0.98円)相当で交換でき、自分が使いやすいものを選べます。

キャンペーン期間は限定されますが、返礼品のレビュー投稿でもふるなびコインを獲得可能です。

対象の返礼品 付与されるふるなびコイン
レビュー件数5件未満の返礼品 200コイン
レビュー件数5件以上の返済品 50コイン

レビューでのコイン獲得は常時開催中のため、ふるなびを使いこなすほどお得にコインが貯められます。

効率よく還元率を上げたい人は、ふるなびを利用しましょう。

ふるなびはオリジナルサービスも充実

ふるなびには以下のオリジナルサービスもあり、珍しい返礼品を受け取りたい人にもぴったりです。

  • 先に寄付をして好きなタイミングで返礼品と交換できるポイント制ふるさと納税
  • 行きたい地域に寄付するとトラベルポイントが付与され旅行できる
  • 返礼品として美食体験ができる

ふるさと納税は期間内に寄付するため、11月~12月頃の年末に駆け込んで寄付する人も少なくありません。

しかし同じ時期に寄付が重なると、消費・保管しきれない量の食品や日用品が届きます。

せっかく高額で高品質な食品を購入しても食べきれなかったり、周りの家族や友人に配ったりと、満足に消費できません。

ポイント制ふるさと納税なら、都合のいいタイミングで返礼品を受け取れるので、誕生日やお盆など特別なタイミングに合わせた受取も可能です。

特集やランキングからも返礼品を探せるので、好みの返礼品を見つけやすいです。

ポイント還元と合わせてオリジナルサービスを受けたい人も、ふるなびを利用しましょう。

さとふるはアプリ限定の高還元キャンペーンがある

項目 詳細
公式サイト https://www.satofull.jp/
還元率 1.0%~14.0%
掲載自治体数 約1,300
ポイントの種類 さとふるマイポイント
交換先
PayPayポイント
Amazonギフトカード
※ポイント交換率1.0~1.03倍
決済方法 クレジットカード
コンビニ決済
PayPay
キャリア決済(ソフトバンク、au、d払い)
ペイジー
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 3と8の付く日は誰でも還元率5.5%、ランクアップで最大7%も可能!
  • 会員ランクを上げると他ポイントへの交換率が1倍以上にアップ

さとふるには専用アプリがあり、アプリダウンロードが条件の高還元キャンペーンも実施しています。

アプリのダウンロードは、還元率や他ポイントへの交換率がアップする「マイステップ」のランクアップに欠かせません。

さとふるマイステップのランクアップの画像
さとふるマイステップの条件の画像

引用元:さとふるマイステップ・マイポイントガイドページ | ふるさと納税サイト「さとふる」

マイステップとは、サービスの利用実績に応じてステップアップしていく、さとふる会員のステータス。

以下の条件を両方満たすと、条件1をクリアできます。

  • 会員登録とさとふるアプリのダウンロード後の初回ログイン
  • さとふるアプリからの寄付または2年連続の寄付

アプリをダウンロードしていない人は、2年連続寄付しなければ条件を達成できません。

さとふるではキャンペーンが実施されるほか、3と8が付く日に開催される「さとふるの日」には基本の還元率が5.5%も高くなります。

マイステップの条件を1つも満たしていない状態での基本還元率は、1.0%と一般的です。

しかしランクアップすると最大2.5%まで伸ばせ、他ポイント交換率も1.03倍とお得になります。

例えば、ゴールドランクで年間50,000円の寄付をすべてさとふるの日に行ったとすれば、ポイント獲得数は以下の通りです。

50,000円×7.0%=3,500マイポイント
3,500マイポイント×1.03=3,605円分の他社ポイント

さとふるに掲載されている自治体は約1,300と多く、返礼品の選択肢も幅広いです。

訳あり商品も豊富に掲載されているので、お得な価格で地域の特産品を取り寄せたい人にも向いています。

不定期のキャンペーンを狙わずに普段から還元率を上げたい人は、さとふるを利用しましょう。

マイナビふるさと納税はAmazonギフトカードで最大20%還元が受けられる

項目 詳細
公式サイト https://furusato.mynavi.jp/
還元率 最大20%
※キャンペーン時のみ
掲載自治体数 約270
ポイントの種類 Amazonギフトカード
決済方法 クレジットカード
Amazon Pay
返礼品の口コミ・レビュー なし

特徴

  • 新規会員登録とメルマガ登録だけで最大20%の還元が受けられる
  • 既存会員向けのキャンペーンも還元を受ける条件が簡単でシンプル

マイナビふるさと納税は、新規会員向けに最大20%のAmazonギフトカード還元キャンペーンを実施中です。

キャンペーン内容 詳細
期間 2024年4月5日~5月8日
対象 ・新規会員登録
・メルマガ登録
・5,000円以上寄付
上記3つすべてを満たす人
還元内容 Amazonギフトカードで最大20%還元
※寄付額30,000円未満の場合。30,000円以上は10%還元となる

複雑なポイントやランク制度がなく、寄付額に対して最大20%分がAmazonギフトカードで還元されます。

新規会員向けのほか、既存会員向けのキャンペーンも定期的に実施。

ログインして寄付すれば上限なしでAmazonギフトカードの還元が受けられ、条件達成が簡単です。

マイナビふるさと納税の掲載自治体数は約270と少なめですが、以下のような特集が組まれていて自分に合う返礼品を選びやすイノがメリットです。

  • 新生活特集
  • 母の日ギフト特集
  • 高額返礼品特集
  • さくらんぼ特集

注目ワードや地域からも返礼品を探せるので、厳選された返礼品の中から自分に合うものを選びたい人にも向いています。

高還元なふるさと納税サイトを利用したいけれど、複雑なポイント制度があると面倒な人はマイナビふるさと納税を選びましょう。

ふるさとチョイスは多数の決済サービスに対応している

項目 詳細
公式サイト https://www.furusato-tax.jp/
還元率
掲載自治体数 約1,790
ポイントの種類 チョイスマイル
交換先
Amazonギフトカード(294マイル=300円)
300マイル=300円
PayPayポイント
dポイント
Pontaポイント
nanacoポイント
WAONポイント
楽天Edy
300マイル=300円未満
楽天ポイント
クオカードPay
ANAマイル
決済方法 クレジットカード
Amazon Pay
PayPay
auPAY
楽天ペイ
メルペイ
キャリア決済(d払い、au、ソフトバンク)
あと払い(ペイディ)
ネットバンク
コンビニ払い
ペイジー
郵便振替
銀行振込
納付書払い
現金書留
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 返礼品の代わりにチョイス公式ポイントを受け取り、合算して高額返礼品が狙える
  • 決済方法だけでなくポイントの交換先が豊富

※参考:ポイント制とは?|ふるさとチョイス – ふるさと納税サイト
チョイスマイルとは?|ふるさとチョイス – ふるさと納税サイト

ふるさとチョイスは、決済サービスとポイントの交換先が豊富です。

有名なコード決済はほぼ網羅し、郵便振替や納付書払いといったアナログな方法も選べます。

ふるさとチョイスは、掲載自治体数が非常に多いのも特徴。

豊富な返礼品が掲載されているので、食べてみたい食品や必要な品物が見つかりやすいです。

チョイス公式ポイントは積み立てて使える

チョイス公式ポイントとは、返礼品を選ばずにポイント制導入自治体に寄付し、代わりにポイントが付与される仕組みです。

ポイントを積みたてていくと、高額な返礼品とも交換できます。

滋賀県近江八幡市を例に解説

近江八幡市のポイント付与率は0.3%なので、10,000円寄付すると3,000ポイントが付与。

1ポイント=1円分として利用できるので、10,000円の寄付を3回繰り返せば9,000円分のポイントが付与されます。

ポイントの有効期限は最後のポイント取得から約1年間のため、違う年度に持ち越して寄付をしてもポイント積立可能です。

例えば、24,000円の寄付で受け取れる近江牛が欲しいなら、以下のように積み立てたポイントを合算して交換できます。

①2023年分の寄付ポイント:12,000ポイント(40,000円分の寄付)
②2024年分の寄付ポイント:12,000ポイント(40,000円分の寄付)

①+②=24,000円分の返礼品と交換可能

上限額まで中途半端に寄付できる金額が余っているときや、自分の上限額では手の届かない高額返礼品が欲しいときに重宝する制度です。

ポイントの交換先や掲載自治体数が多いサイトでふるさと納税をしたい人は、ふるさとチョイスを利用しましょう。

ふるさとチョイスは独自のポイント制度を新たに導入

ふるさとチョイスでは、サイト独自のポイント制度「チョイスマイル」も導入されました。

チョイスマイルは、ふるさとチョイスで開催されるキャンペーンにエントリーし、指定のアクションを行うと付与されます。

貯めたマイルは返礼品の支払いや他社ポイントへの交換に利用可能です。

チョイスマイルは導入されたばかりのため、詳細が発表されたら積極的に参加してチョイスマイルを貯めましょう。

ふるさとチョイスでは、コード決済会社が主催するキャンペーンも利用できます。

  • Amazon Payで最大1%還元
  • d払いは金・土曜日の寄付すると最大4%還元
  • 楽天ペイは常時最大1.5%、日・月曜日は最大3%還元

「チョイスマイル」のキャンペーンを待ちながら、上記の中からお得な日と支払方法を選んで寄付しましょう。

ポイント還元率の高さと使いやすさで選ぶならECサイトのふるさと納税

普段利用しているECサイトのふるさと納税なら、高還元率を狙いやすくポイントが使いやすいです。

以下3つのふるさと納税サイトは、掲載自治体数が多くお得なキャンペーンも実施しています。

  • 楽天ふるさと納税
  • ヤフーふるさと納税
  • au PAYふるさと納税

キャンペーン開催時は20%を超える還元率も実現でき、獲得したポイントはいつもの買い物で無駄なく消費できます。

ECサイトのふるさと納税が向いているのは、以下に当てはまる人です。

  • 携帯電話やクレジットカードなど、ECサイトと関連するサービスも利用している
  • 使い慣れていて、キャンペーンのタイミングが分かっている
  • 専用サイトに新しく会員登録するのが面倒

ECサイトでは基本のポイント付与率に加え、関連する電話回線の契約やクレジットカードの利用で基本還元率が上がるケースも多いです。

関連サービスの利用状況によって還元率が異なるので、複数のECサイトを利用している人は一番お得なサイトを利用しましょう。

普通の買い物と同様にふるさと納税ができるため、新しく会員登録する必要がない点もメリットです。

楽天ふるさと納税は買い回りやセールイベントで最大31%ポイント還元

項目 詳細
公式サイト https://event.rakuten.co.jp/furusato/
還元率 1%~31%
掲載自治体数 約1,650
ポイントの種類 楽天ポイント
決済方法 クレジットカード
楽天ポイント
銀行振込など
※自治体により決済可能な手段が異なる
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • スーパーSALEやお買い物マラソンも対象だから高還元が狙える
  • 口コミ・レビュー数が多く返礼品選びの参考にしやすい

楽天ふるさと納税は、定期的に開催しているイベント時に寄付すれば最大31%のポイント還元も狙えます。

特にお得なのが、楽天スーパーSALEやお買い物マラソン開催時です。

ふるさと納税は割引対象にならないため、買い回りショップ数に応じて還元率アップするイベントが狙い目。

通常の買い物にふるさと納税も組みこめば、効率よくポイントアップできます。

イベント参加に加え、楽天関連サービスの利用で基本還元率も上げましょう。

楽天で基本還元率を上げやすいサービス

  • 楽天モバイルでRakuten最強プラン契約:+4倍
  • 楽天モバイルキャリア決済でひと月2,000円以上支払い:+2倍
  • Rakuten Turboまたは楽天ひかりを契約:+2倍

上記のほか、旅行や美容院の予約でも還元率が上げられます。

楽天関連サービスをメインに利用している人は、基本還元率アップとイベント参加で効率よくポイントを貯めましょう。

楽天ふるさと納税は返礼品を選びやすい

楽天ふるさと納税には「返礼品カレンダー」が用意され、旬の食品や注目ワードから返礼品を選べます。

例えば夏はお中元やひんやりグルメ、冬はおせちや鍋セットといった特集があり、一部返礼品は先行予約も可能です。

少額から始められる10,000円未満の返礼品から贅沢を楽しむ高額の返礼品まで、幅広く選択できます。

季節や希望額に合わせて返礼品を選びたい人も、楽天ふるさと納税を活用しましょう。

ヤフーふるさと納税は日曜日や5の付く日にPayPayポイント還元率アップ

項目 詳細
公式サイト https://shopping.yahoo.co.jp/promotion/event/furusato/
還元率 1%~16%
掲載自治体数 1,700以上
ポイントの種類 PayPayポイント
※5の付く日の+4%分はヤフーショッピング商品券
決済方法 クレジットカード
PayPay(残高払い)
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 3つのふるさと納税専門サイトが出店しているから返礼品が多い
  • 毎月決まった日に還元率アップの日があって狙いやすい

ヤフーふるさと納税は、日曜日や5の付く日など特定の曜日・日にちに還元率アップが狙えます。

主な定期イベント

イベント 開催日 還元率アップ 注意点
買う買うサンデー 日曜日に不定期で開催 +4%
※内容は開催回によって変わる場合あり
・1注文5,000円以上が対象
・付与上限5,000円相当分
5の付く日 毎月5日、15日、25日 +4%
※ヤフーショッピング商品券として
付与上限1,000円相当分

いつ開催されるか明確で頻度も多いイベントのため、返礼品が欲しいタイミングですぐに寄付できます。

還元率アップに加え、ヤフー系列サービスとの連携や携帯電話回線の契約で基本還元率も大幅アップします。

連携するサービス 還元率
PayPayと連携
LINEと連携
毎日還元率5%
LYPプレミアム加入
またはソフトバンク・ワイモバイル契約
+2%
ソフトバンクのペイトク無制限契約 +5%
※プラン適用から最大3か月は+10%

イベントよりも、関連サービスの契約・連携で還元率アップ幅が大きい傾向です。

ヤフーふるさと納税には、さとふる・ふるなび・ふるさとチョイスの3社が出店しており、選べる返礼品が多いのも特徴。

3社のオリジナルサイトとは違うキャンペーンを実施するため、寄付したいタイミングでお得なサイトを選びましょう。

au PAYふるさと納税は初めての利用で最大10%還元率をプラス

項目 詳細
公式サイト https://furusato.wowma.jp/
還元率 1%~23%
掲載自治体数 1,600以上
ポイントの種類 Pontaポイント(au PAY マーケット限定)
※au PAY ふるさと納税、au PAY マーケット、au WALLET Marketでのみ利用可能
決済方法 クレジットカード
au PAY 残高
auかんたん決済
返礼品の口コミ・レビュー なし

特徴

  • 貯まったポイントをふるさと納税の決済に利用できる
  • 3の付く日にauPAYカードで寄付すると最大+5%の還元率アップ

au PAYふるさと納税では、初めて寄付する人を対象に最大10%のポイント還元を実施しています。

基本還元率は1%ですが、auPAYカードで支払うと常時3%還元にアップ。

さらに、auスマートパスプレミアム会員の人はお得に利用できるイベントや仕組みが多いです。

ふるさと納税でのauスマートパスプレミアム会員のメリット

項目 詳細
ポイント交換所でPontaポイントを1.5倍に増量 通常のPontaポイントをauPAYマーケット限定に交換すると1.5倍に増量
※1回あたり2,000Pontaポイントまで交換可能
三太郎の日は+2% 毎月3日、13日、23日は還元率+2%

auスマートパスプレミアムとは、月額499円でエンタメコンテンツやクーポン、ポイント交換率アップなどの特典を受けられるサービスです。

普段の買い物で貯まったPontaポイントは、auPAYマーケット限定に交換すると1.5倍に増量されます。

auPAYマーケット限定のPontaポイントは、利用先がauPAYマーケットに限られる代わりに、お得に交換可能です。

増量したポイントはふるさと納税の支払いに利用できて、無駄がありません。

au PAYふるさと納税には1,600以上の自治体の返礼品が掲載され、選択の幅も広いです。

通常のPontaポイントも利用できるため、auPAYふるさと納税は使いきれずに残っているポイントがある人にもおすすめです。

交通系ポイントがお得に貯まるふるさと納税サイトおすすめ3選

特定の電車や飛行機に乗る機会が多い人におすすめなのが、交通系ポイントが高還元で貯まるふるさと納税サイトです。

  • JALふるさと納税
  • ANAふるさと納税
  • JRE MALLふるさと納税

決済金額が大きく普通の買い物よりも還元率が高いふるさと納税は、マイルを効率よく貯めるのにぴったりです。

JR東日本のサービス・JRE MALLふるさと納税で貯めたポイントは、Suicaへのチャージや新幹線チケットの購入に利用できます。
新幹線や飛行機での帰省や出張が多い人は、交通系ポイントを積極的に貯めると日常生活で節約になります。

高還元率を叶えるなら、決済に各社のクレジットカードを利用しましょう。

JALふるさと納税はJALカードで寄付するとマイルが最大5倍

項目 詳細
公式サイト https://furusato.jal.co.jp/
還元率 1%~2.5%
掲載自治体数 約450
ポイントの種類 JALマイル
決済方法 クレジットカード
JALお買いものポイント決済
Amazon Pay
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • JALマイルが貯めやすい
  • JALふるさと納税独自の返礼品がある

JALふるさと納税は、JALカード決済時のマイル還元率が最大5倍(2.5%)と効率よく貯められます。

項目 マイル還元率
JMB会員がJALふるさと納税で寄付 100円あたり1マイル
JALカードで決済 +200円あたり1マイル
ショッピングマイル・プレミアム加入 +100円あたり1マイル

3つの条件を満たした上で1万円寄付すると、250マイル貯まる計算です。

JALふるさと納税では利用者から感想を寄せられた返礼品の特集もあり、「寄付した人の意見を参考に選びたい」「返礼品の選び方が分からない」といった人も参考にできます。

宿泊やゴルフも楽しめて、旅行先で返礼品を活用したい人にもぴったりです。

JALふるさと納税ならではの返礼品として、空港のお仕事体験やパイロットによる航空教室を用意している時期もあります。

JALマイルに集中して貯めたい人や、航空会社ならではの返礼品を選びたい人はJALふるさと納税を選びましょう。

ANAのふるさと納税はANAカードなしでも100円寄付で1マイル貯まる

項目 詳細
公式サイト https://furusato.ana.co.jp/
還元率 1%~1.5%
掲載自治体数 約780
ポイントの種類 ANAマイル
決済方法 クレジットカード
返礼品の口コミ・レビュー あるが少ない

特徴

  • ANA限定のオリジナル返礼品が豊富
  • ANAマイレージクラブ会員の情報が自動連携される

ANAのふるさと納税では、ANAマイレージクラブ会員であれば、ANAカードがなくてももれなく100円の寄付につき1マイル付与されます。

ANAカードで決済すると、クレジットカード利用分として100円あたり0.5マイルもプラス。

合計の還元率は1.5%となり、税負担を軽くしながらマイルが貯められてお得です。

ANAのふるさと納税では、多くのオリジナル返礼品が選べるのも特徴。

厳選グルメのほか、ANA系列ホテルの宿泊割引券やパッケージプランもあります。

ANAの客室乗務員が選んだ返礼品もあり、特別感のある返礼品を選びたい人にもぴったり。

ANA系列のサービスをよく利用する人には、割引券の返礼品がもらえてマイルも貯まるため一石二鳥です。

JRE MALLふるさと納税はSuicaチャージもできるJRE POINTが最大3.5%

項目 詳細
公式サイト https://furusato.jrenet.jp/furusato
還元率 1%~3.5%
掲載自治体数 約500
ポイントの種類 JREポイント
決済方法 クレジットカード
JRE POINT支払い
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 新規だけでなく既存会員にもポイントプレゼントキャンペーンを開催
  • 返礼品にJR東日本ならではの鉄道体験ツアーがある

JRE MALLふるさと納税では、ビューカードで決済するとJRE POINTが最大3.5%分貯まります。

ビューカード利用時のポイント内訳は以下の通りです。

  • JRE MALLふるさと納税で寄付をすると100円ごとに3ポイント(還元率3%)
  • ビューカードの決済総額1,000円ごとに5ポイント(還元率0.5%)

JRE MALLふるさと納税で5万円寄付すると、1,750ポイントも貯まります。

JRE POINTは1ポイント=1円分としてSuicaにチャージ可能。

ポイント交換サービスでは、人気のSuicaペンギン限定グッズも手に入れられます。

「ふるさと納税で行く列車旅」の特集もあるので、返礼品で旅を楽しみたい人は実質2,000円分のクーポンつきで、好きな列車と宿泊施設が選べる返礼品を活用しましょう。

JRE MALLふるさと納税では還元でポイントを獲得できるほか、定期的に開催されるポイントプレゼントキャンペーンもお得です。

キャンペーンの例

キャンペーン 期間
今年初めて寄付する人に、寄付額1万円ごとにJRE POINT 500ポイントプレゼント 2024年4月19日~5月5日

上記のキャンペーンを還元率に換算すると5%となり、ビューカードで決済すると合計で8.5%還元も可能です。

Suicaを日常的に使う人は、ポイントがどんどん貯まって使えるJRE MALLふるさと納税を選びましょう。

目的の返礼品がすぐに見つかる!ジャンル特化のおすすめふるさと納税サイト

特定のジャンルに特化したふるさと納税サイトは、目的を持って返礼品を選びたい人に向いています。

  • ふるぽ
  • ポケマル

ふるぽは、旅行のパッケージプランに特化したふるさと納税サイトです。

ふるさと納税を使って日本各地の旅行を楽しみたい人に向いています。

新鮮な農産物や海産物にこだわって返礼品を選びたい人は、ポケマルを利用しましょう。

ふるぽはJTB運営だから旅行のパッケージプランが豊富

項目 詳細
公式サイト https://furu-po.com/
還元率 サイト独自のポイント付与なし
掲載自治体数 750以上
ポイントの種類
決済方法 提携サイトのふるさとチョイスで選べる決済方法
例:クレジットカード、各種コード決済、キャリア決済など
返礼品の口コミ・レビュー なし

特徴

  • 有効期限は最長5年間だからゆっくり旅行日程を決められる
  • 行き先だけ決まれば、旅行プランはあとから選べる

ふるぽはJTB運営のふるさと納税サイトで、JTBの旅行プランに利用できるクーポンが返礼品です。

クーポンを受け取ったら、JTBの店舗や旅の予約センターで相談しながらゆっくりプランを決められます。

行き先は寄付した自治体に限定されますが、ツアーだけでなく航空券やレジャー体験にも利用できて自由度が高いです。

紙券のJTBふるさと旅行券を選ぶと、有効期限は5年と余裕があります。

年末だけどふるさと納税の限度額まで余裕があるときや、ギフトとしてプレゼントしたいときは紙券を選ぶのがおすすめです。

紙券は到着まで1か月ほどかかるため、早めに寄付を済ませておくと旅行したい時期に活用できます。

ふるさと納税でワンランク上の旅行に行きたい人は、ふるぽを利用しましょう。

ポケマルふるさと納税は生産者が分かる新鮮な農産物や海産物が揃う

項目 詳細
公式サイト https://poke-m.com/furusato
還元率 サイト独自のポイント付与なし
掲載自治体数 約40
ポイントの種類
決済方法 クレジットカード
返礼品の口コミ・レビュー あり

特徴

  • 口コミを投稿すると生産者と直接コミュニケーションが取れる場合もある
  • 返礼品が気に入ったらサイト内で通常購入も可能

ポケマルふるさと納税は、返礼品を生産者が分かる新鮮な農産物や海産物に限定したふるさと納税サイトです。

他のふるさと納税サイトで扱う返礼品は、原材料の産地が海外の食品も少なくありません。

一方ポケマルふるさと納税で扱うのは、生鮮食品も加工品も地場産のものだけです。

返礼品にはそれぞれ生産者の名前と写真が表示され、直接コミュニケーションも取れます。

連絡を入れれば美味しい食べ方も教えてもらえて、自治体を通さない分配送日も早い傾向です。

一般的な返礼品は在庫管理を自治体が行うため、足の早い食材や収穫量が不安定な小規模生産者の食材は返礼品の対象にできません。

ポケマルふるさと納税は生産者が管理するので、旬の短い食材や生産量が少ない食材も新鮮なまま届けられます。

返礼品の豪華さよりも寄付したい自治体を応援する気持ちが強い人は、ポケマルふるさと納税を選びましょう。

ふるさと納税の特徴と利用時の注意点

ふるさと納税の特徴や利用時の注意点は、以下の通りです。

  • ふるさと納税を利用すると翌年の住民税や所得税を軽減できる
  • 返礼品とは自治体への寄付に対するお礼のこと
  • より簡単に利用できるようワンストップ特例制度が用意されている
  • 複数のサイトを使うなら寄付総額は自分で管理が必要
  • ふるさと納税額がリセットされるのは1月1日

ふるさと納税は、翌年支払う住民税や所得税の一部を特定の自治体に寄付に置き換えるイメージです。

寄付金を受け取った自治体からは、お礼として高級食材や日用品といった返礼品をもらえます。

ふるさと納税サイトでは、欲しい返礼品を基準に納税先を選べるので、買い物感覚で楽しめるのも魅力。

ただし所得を元に返還を受けられる金額以上に納税すると、超えた分は自己負担となります。

ふるさと納税額を合計して、上限に達していないかも確認が必要です。

ふるさと納税で寄付して返礼品を受け取ったあとは、放置せず各自治体で手続きを行いましょう。

ふるさと納税は自治体に寄付した分だけ納税額を少なくできる制度

ふるさと納税は、自分が収めるべき税金の一部を好きな自治体への寄付に置き換え、税額を少なくできる制度です。

ふるさと納税のしくみの画像

引用元:総務省|ふるさと納税のしくみ|税金の控除について

ふるさと納税をすると、以下2つの税額が安くなります。

  • 住んでいる自治体に収める住民税
  • 国に収める所得税

寄付額のうち2,000円は手数料のため戻ってきませんが、残りの寄付は「寄付金控除」として上記の税金から差し引かれます。

例えばふるさと納税で30,000円寄付すると、税負担は28,000円軽減される計算です。

しかし、支払うべき住民税と所得税すべてをふるさと納税に置き換えることはできません。

ふるさと納税で寄付できる上限額は、年収や家族構成によって異なります。

ふるさと納税サイトでは、年収と家族構成を入力するだけで上限額を算出するシミュレーションを用意しているケースが多いです。

計算式が複雑なので、自分で計算するより各サイトのシミュレーションを利用して上限額を把握しましょう。

寄付のお礼に自治体から返礼品をもらえるのがふるさと納税の大きなメリット

ふるさと納税で特定の自治体に寄付をすると、お礼として返礼品をもらえるのが大きなメリットです。

ふるさと納税サイトを利用するときは、欲しい返礼品と寄付金額から寄付先を選ぶケースも少なくありません。

現在の返礼品は、仕入れ額を寄付額の3割以下に抑えなければいけない決まりがあります。

寄付金額が同じなら、選べる返礼品の豪華さは自治体間であまり差がありません。

返礼品として選べるのは、主に以下のものです。

特徴 具体例
自治体で生産されたもの ・自治体で採れた農作物
・自治体の港で水揚げされた魚介類
・自治体の牧場などで育てられた畜産物
原材料の主要部分が生産されたもの ・自治体で採れたぶどうを使ったワイン
・自治体で採れた梅を使った梅干し
自治体の中で主要部分が加工・製造されたもの ・自治体内の工場で作っている家具・家電・雑貨類
・外国産の牛タンを自治体内でスライス、味付けして真空パックしたもの

地域の特産だけでなく、工場で生産されたものや原材料は海外産といった返礼品もあります。

特に目的を決めておらず、どの返礼品を選んでいいか迷う人は、応援したい自治体から選びましょう。

  • 自分の生まれ故郷や先祖の縁がある地域
  • いい思い出がある旅行先
  • 災害の被災地支援として

自治体を選んだ後に返礼品を探すと、候補が絞られて選びやすくなります。

確定申告不要のワンストップ特例制度はオンラインで簡単に手続きができる

ふるさと納税は返礼品が届いたあとに申請手続きも必要ですが、ワンストップ特例制度ならオンラインで手続き可能です。

ワンストップ特例制度とは、確定申告不要でふるさと納税を利用できる制度です。

簡単な申請書類の提出だけで済み、特別な計算や複雑な手続きがなく確定申告の負担を大きく軽減できます。

ワンストップ特例制度を利用しない人は、確定申告をしなければ寄付金分の控除を受けられません。

確定申告は、ふるさと納税した寄付先や金額について自分でデータを送信、申告手続きを行います。

所得額や社会保険控除など様々な項目の入力も必要で、慣れない人にとって手続きは面倒です。

ワンストップ特例制度は、書類の郵送だけでなくオンライン申請も可能。

マイナンバーカードがある人は、オンライン申請でより簡単に手続きできます。

オンラインのワンストップ申請に対応する自治体が増加中で、以下のふるさと納税サイトではサイト内にオンライン申請コーナーがあります。

  • ふるなび
  • ふるさとチョイス
  • さとふる(アプリで申請)
  • 楽天ふるさと納税

今までは確定申告や郵送が面倒でふるさと納税をしなかった人も、オンライン申請ならハードルは低いです。

ワンストップ特例の申請は、寄付した翌年の1月10日までに行わなければいけません。

忘れないよう、書類が届いたら後回しにせず手続きを行いましょう。

ワンストップ特例制度の利用は5自治体以内の寄付に限られる

便利なワンストップ特例制度ですが、利用できるのは1年間で寄付先が5自治体以内の人に限られます。

複数のふるさと納税サイトを利用して1つの自治体に複数回寄付しても、カウントは1自治体のままなので、いろいろな種類の返礼品を楽しみたい人は自治体数を絞りましょう。

自治体数のカウント例

寄付のパターン 寄付した自治体数
A市:2回
B市:1回
C町:3回
3
※ワンストップ特例制度が利用できる
A市:1回
B市:1回
C町:1回
D村:1回
E町:1回
F市:1回
6
※ワンストップ特例制度は利用できない

複数のサイトをまたいでも5自治体以内にする必要があるため、複数のサイトで寄付する人は自分で自治体数の管理をする必要があります。

6自治体以上寄付した人は、確定申告を行いましょう。

確定申告の期間は、例年2月15日頃から3月15日頃までです。

寄付総額を把握しないと上限を超えて損する可能性がある

複数のサイトでふるさと納税を行う人は、寄付総額の上限を超えてしまうと損をします。

上限額が3万円の人が4万円の寄付を行っても、税金から差し引かれるのは3万円だけです。

1万円は納税額に影響がない寄付となり、返礼品を普通に買うよりもずっと大きな出費となります。

キャンペーン狙いで1回だけ利用したサイトがある、多くのふるさと納税サイトを併用しているといった人は、寄付したこと自体を忘れないよう管理しましょう。

総額を計算するときは1月1日から12月31日までに寄付した金額を合計する

ふるさと納税の寄付総額は、1月1日から12月31日までの合計金額です。

12月31日が終わって1月1日になったら、寄付総額はリセットされて0円に戻ります。

注意が必要なのは、年末にかけて寄付したときです。

サイト上で寄付手続きをしたのが12月中でも、受領証明書に記載の寄付日(納付日)が1月以降なら控除を受ける年度が次に持ち越されます。

ふるさと納税を上限いっぱい使いたいと、慌てて年末に寄付しても間に合わない可能性があります。

ふるさと納税の寄付枠の使い切りりたい人は、年末を避けて早めに寄付を行いましょう。

ふるさと納税サイトを上手に利用できる5つの選び方

ふるさと納税サイトを上手に利用したい人は、5つの選び方を元に利用するサイトを決めましょう。

  • 口コミやレビューを参考にできるサイトを選ぶ
  • よく使うポイントが付与される
  • どのようなジャンルの返礼品が欲しいのか決める
  • 寄付したいときにキャンペーンを実施している
  • 決済方法が複数から選べる

口コミレビューが多数あるサイトは、実際に届いた返礼品の質や特徴が消費者目線で分かります。

よく使うポイントが付与されるか、いい交換率で交換できるかもサイト選びのポイントです。

特定のジャンルに強いふるさと納税サイトもあり、目的を持った人なら自分に合う返礼品が効率よく探せます。

迷ったら、キャンペーンの有無やお得に決済できる手段があるかもチェックしましょう。

返礼品の口コミやレビューを参考にできるサイトなら失敗を防ぎやすい

返礼品の口コミレビューが多数集まっているサイトでは、評価の傾向から特徴やイマイチな点が参考にできます。

口コミレビューが多く参考にしやすいのは以下のサイトです。

  • 楽天ふるさと納税
  • さとふる
  • ふるなび
  • ヤフーふるさと納税

「脂身が多めでもあっさり」「産地が海外で残念」など、具体的な状態や見落としがちな点も見つけやすいです。

返礼品の説明は、綺麗な写真とメリットを全面に押し出しているケースが多く、デメリットには気付けない可能性もあります。

ふるさと納税が初めてで返礼品を決めきれず悩んでいる人は、評価が高い商品を選んでおけばよほど失敗しません。

消費者目線の口コミや評価数も確認して、できる限り失敗を防ぎましょう。

自分にとってよく使うポイントが付与されるサイトを選ぶ

自分にとってよく使うポイントなら、使い勝手や無駄なく消費できます。

例えば、楽天市場でしか買い物をしない人がAmazonギフトカードを獲得しても、お得な買い方やショップの探し方には慣れず活用しきれません。

還元率が低くても楽天のふるさと納税を利用した方が、ポイントを使いやすいです。

あまりネットショッピングを利用しない人なら、ポイントが交通費に使える交通系のふるさと納税サイトがおすすめです。

還元率だけ重視するのではなく、効率よく使えるポイントの種類も重視しましょう。

どのような返礼品が欲しいのか決めてからサイトを選ぶのがおすすめ

どのような返礼品が欲しいのか決めてからサイトを選ぶと、欲しいものが見つかりやすいです。

例えば、飛騨牛が欲しいなら岐阜県の自治体が多く参加しているサイトを選びましょう。

全国の魚介や畜産品のご当地ブランドから探したいなら、できるだけ多く自治体が参加しているサイトを選んでください。

自治体数が多いふるさと納税サイト

  • ふるさとチョイス
  • 楽天ふるさと納税
  • ヤフーふるさと納税

旅行に行きたい人なら、自治体数の多さよりもJTB運営の「ふるぽ」のように旅行に特化したふるさと納税サイトが使いやすいです。

JALふるさと納税やJRE MALLふるさと納税には、飛行機や鉄道のお仕事体験ができるオリジナルの返礼品もあります。

ポケマルふるさと納税は、もともと生産者が分かる産直品を購入できる通販サイトとあって、地場産の生鮮食品に強いです。

一見似た雰囲気でも、ふるさと納税サイトを運営する企業の特徴によって得意ジャンルは大きく異なります。

何が欲しいのか決められない人は、返礼品を多く扱うサイトから候補を絞っていきましょう。

寄付したいタイミングでお得なキャンペーンを実施している

寄付したいと思ったタイミングでお得なキャンペーンを実施していれば、高還元が狙えるチャンスです。

キャンペーンは期間限定が多く、期限内に申し込む必要があります。

初めての利用者限定キャンペーンでも、毎回同じ内容とは限りません。

寄付するタイミングが決まっていないなら、キャンペーン内容を見比べてよりお得なときに申し込みましょう。

初めての人向けにお得なキャンペーンをよく実施しているのは、ふるさと納税専門サイトです。

初めての人向けキャンペーンをよく開催するサイト

  • ふるなび
  • マイナビふるさと納税
  • さとふる

マイナビふるさと納税は、ポイント還元ではなくAmazonギフトカードで直接還元されます。

使うのが1回きりになってしまっても、ポイントではないため中途半端に残りません。

どこを選べばいいか分からない人は、初回はキャンペーン狙いでいくつかのサイトをお試しで使うのも1つの手段です。

決済方法が複数あるとキャンペーンに合わせてお得な買い方ができる

決済方法が複数あるサイトでは、決済独自のキャンペーンも併用すればさらにお得な買い方が可能です。

決済方法が多いふるさと納税サイト

  • ふるさとチョイス
  • ふるなび

例えば、楽天ペイでは日曜と月曜が「楽天ペイの日」として最大3%のポイント還元されます。

d払いでは、金曜と土曜にd払いを利用すると最大4%還元です。

決済サービス独自のキャンペーンやイベント開催時は、決済金額が大きくなりがちなふるさと納税を使ってお得にポイントを貯めましょう。

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目次
  1. ふるさと納税サイトのおすすめ12選の比較一覧
    1. 各ふるさと納税サイトのメリット・デメリット比較
  2. ここを選べば間違いなし!ふるさと納税専門おすすめサイト4選
    1. ふるなびはキャンペーンの数が多く還元を受けやすい
    2. さとふるはアプリ限定の高還元キャンペーンがある
    3. マイナビふるさと納税はAmazonギフトカードで最大20%還元が受けられる
    4. ふるさとチョイスは多数の決済サービスに対応している
  3. ポイント還元率の高さと使いやすさで選ぶならECサイトのふるさと納税
    1. 楽天ふるさと納税は買い回りやセールイベントで最大31%ポイント還元
    2. ヤフーふるさと納税は日曜日や5の付く日にPayPayポイント還元率アップ
    3. au PAYふるさと納税は初めての利用で最大10%還元率をプラス
  4. 交通系ポイントがお得に貯まるふるさと納税サイトおすすめ3選
    1. JALふるさと納税はJALカードで寄付するとマイルが最大5倍
    2. ANAのふるさと納税はANAカードなしでも100円寄付で1マイル貯まる
    3. JRE MALLふるさと納税はSuicaチャージもできるJRE POINTが最大3.5%
  5. 目的の返礼品がすぐに見つかる!ジャンル特化のおすすめふるさと納税サイト
    1. ふるぽはJTB運営だから旅行のパッケージプランが豊富
    2. ポケマルふるさと納税は生産者が分かる新鮮な農産物や海産物が揃う
  6. ふるさと納税の特徴と利用時の注意点
    1. ふるさと納税は自治体に寄付した分だけ納税額を少なくできる制度
    2. 寄付のお礼に自治体から返礼品をもらえるのがふるさと納税の大きなメリット
    3. 確定申告不要のワンストップ特例制度はオンラインで簡単に手続きができる
    4. 寄付総額を把握しないと上限を超えて損する可能性がある
    5. 総額を計算するときは1月1日から12月31日までに寄付した金額を合計する
  7. ふるさと納税サイトを上手に利用できる5つの選び方
    1. 返礼品の口コミやレビューを参考にできるサイトなら失敗を防ぎやすい
    2. 自分にとってよく使うポイントが付与されるサイトを選ぶ
    3. どのような返礼品が欲しいのか決めてからサイトを選ぶのがおすすめ
    4. 寄付したいタイミングでお得なキャンペーンを実施している
    5. 決済方法が複数あるとキャンペーンに合わせてお得な買い方ができる
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